○本巣市文化財等の指定基準、本巣市無形文化財の保持者等の認定基準及び記録作成等の措置を講ずべき無形文化財等の基準

平成16年2月1日

教育委員会告示第4号

本巣市文化財保護条例(平成16年本巣市条例第83号)に基づく本巣市指定有形文化財等の指定基準、本巣市指定無形文化財の保持者等の認定基準及び記録作成等の措置を講ずべき無形文化財等の基準を、次のとおり定める。

1 本巣市指定有形文化財指定基準

(1) 絵画、彫刻の部

ア 各時代の遺品のうち製作優秀で市の文化史上貴重なもの

イ 市の絵画・彫刻史上特に意義のある資料となるもの

ウ 題材、品質、形状又は技法等の点で顕著な特異性を示すもの

エ 特殊な作者、流派又は地方様式等を代表する顕著なもの

オ 渡来品で市の文化にとって特に意義のあるもの

(2) 工芸品の部

ア 各時代の遺品のうち製作が特に優秀なもの

イ 市の工芸史上又は文化史上特に貴重なもの

ウ 形態、品質、技法又は用途等が特異で市にとって意義の深いもの

エ 渡来品で市の工芸史上に意義深く、密接な関連を有するもの

(3) 書跡、典籍の部

ア 書跡類は、宸翰しんかん、和漢名家筆跡、古筆、墨跡、法帖ほうじよう等で市の書道史上の代表と認められるもの又は市の文化史上貴重なもの

イ 典籍類のうち写本類は、和書、漢籍、仏典及び洋書の原本又はこれに準ずる写本で市の文化史上貴重なもの

ウ 典籍類のうち版本類は、印刷史上の代表で市の文化史上貴重なもの

エ 書跡類、典籍類で歴史的又は系統的にまとまって伝存し、市にとって学術的価値の高いもの

オ 渡来品で市の文化にとって特に意義のあるもの

(4) 古文書の部

ア 古文書類は、市の歴史上重要と認められるもの

イ 日記、記録類(絵図、系図類を含む。以下同じ。)は、その原本又はこれに準ずる写本で市の文化史上貴重なもの

ウ 木簡、印章、金石文等は、記録性が高く、市にとって学術上重要と認められるもの

エ 古文書類、日記、記録類等で歴史的又は系統的にまとまって伝存し、市にとって学術的価値の高いもの

オ 渡来品で市の歴史上特に意義のあるもの

(5) 考古資料の部

ア 土器、石器、木器、骨角器、玉その他縄文時代及びそれ以前の遺物で市にとって学術的価値の特に高いもの

イ 銅たく、銅剣、銅ほこその他弥生時代の遺物で市にとって学術的価値の特に高いもの

ウ 古墳の出土品その他古墳時代の遺物で市にとって学術的価値の特に高いもの

エ 宮殿、官、寺院跡、墓、経塚等の出土品その他飛鳥、奈良時代以後の遺物で市にとって学術的価値の特に高いもの

オ 渡来品で市の歴史上意義が深く、かつ、学術的価値の特に高いもの

(6) 歴史資料の部

ア 政治、経済、社会、文化等市の歴史上の各分野における重要な事象に関する遺品のうち学術的価値の特に高いもの

イ 市の歴史上重要な人物に関する遺品のうち学術的価値の特に高いもの

ウ 市の歴史上重要な事象又は人物に関する遺品で歴史的又は系統的にまとまって伝存し、学術的価値の高いもの

エ 渡来品で市の歴史上意義が深く、かつ、学術的価値の特に高いもの

(7) 建造物の部

建築物(社寺、城郭、住宅、公共施設等)及びその他の工作物(橋りよう、石塔、鳥居等)の各時代建造物遺構及びその部分並びに建造物の模型、子、仏壇等で建築的技法になるもののうち市にとって意匠的に優秀なもの、技術的に優秀なもの、歴史的価値の高いもの、学術的価値の高いもの又は流派的若しくは地方的特色において顕著なもの

2 本巣市指定無形文化財指定基準

(1) 芸能関係

ア 音楽、舞踊、演劇その他の芸能のうち、市にとって歴史上芸術上価値の高いもの

イ 前アの芸能の成立、構成上重要な要素をなす技法で特に優秀なもの

ウ 前ア及びイ号の芸能又は技法を成立させる上に欠くことのできない重要な技能又は技術のうち、当該芸能又は技法の表現に伴う技能で優秀なもの、あるいは当該芸能又は技法の表現に欠くことのできない用具等の製作、修理等の技術で優秀なものは、当該芸能又は技法の一部として、又はそれらとともに指定することができる。

(2) 工芸技術関係

ア 陶芸、染織、しつ芸、金工その他の工芸技術のうち、市にとって歴史上芸術上価価のあるもの

イ 有形文化財の修理、模写、模造等の技術又は規術等の建築術その他美術に関する技術で特に優秀なもの

3 本巣市指定有形民俗文化財指定基準

(1) 次に掲げる有形の民俗文化財のうちその形様、製作技法、用法等において市民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの

(ア) 衣食住に用いられるもの

衣服、装身具、飲食用具、光熱用具、家事調度、住居等

(イ) 生産、生業に用いられるもの

農具、漁猟具、工匠用具、紡織用具、作業場等

(ウ) 交通、運輸、通信に用いられるもの

運搬具、舟車、飛脚用具、関所等

(エ) 交易に用いられるもの

計算具、計量具、看板、鑑札、店舗等

(オ) 社会生活に用いられるもの

贈答用具、警防用具、刑罰用具、若者宿等

(カ) 信仰に用いられるもの

祭祀具、奉納物、法会具、偶像類、じゆ術用具、社

(キ) 民俗知識に関して用いられるもの

暦類、ぼく占用具、医療具、教育施設等

(ク) 民俗芸能、娯楽、遊戯に用いられるもの

衣裳、道具、楽器、面、人形、玩具、舞台等

(ケ) 人の一生に関して用いられるもの

産育用具、冠婚葬祭用具、うぶ屋等

(コ) 年中行事に用いられるもの

正月用具、節供用具、盆用具等

(2) 有形の民俗文化財の収集でその目的、内容等が、歴史的変遷を示すもの、時代的特色を示すもの、地域的特色を示すもの、生活階層の特色を示すもの又は職能の様相を示すもののうち市民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの

(3) 他民族に係る有形の民俗文化財又はその収集で市民の生活文化との関連上特に重要なもの

4 本巣市指定無形民俗文化財指定基準

(1) 次に掲げる風俗慣習のうち市にとって特に重要なもの

(ア) 由来、内容等において市民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの

(イ) 年中行事、祭礼、法会等の中で行われる行事で芸能の基盤を示すもの

(2) 次に掲げる民俗芸能のうち市にとって特に重要なもの

(ア) 芸能の発生又は成立を示すもの

(イ) 芸能の変遷の過程を示すもの

(ウ) 地域的特色を示すもの

5 本巣市史跡、名勝、天然記念物指定基準

(1) 史跡

ア 次に掲げるもののうち、市にとって歴史上学術上価値の高いもの

(ア) 貝塚、遺物包含地、住居跡(竪穴たてあな住居跡、敷石住居跡、洞穴住居跡等)古墳その他これに類する遺跡

(イ) 国都庁跡、城跡、防塁、古戦場その他政治軍事に関する遺跡

(ウ) 社寺の跡又は旧境内、経塚その他祭祀信仰に関する遺跡

(エ) 藩学、郷学、私塾、文庫その他教育学芸に関する遺跡

(オ) 慈善施設その他社会福祉事業に関する遺跡

(カ) 関跡、一里塚、並木街道、条理制跡、堤防、窯跡、市場跡その他産業交通土木に関する遺跡

(キ) 墳墓並びに碑

(ク) 旧宅、園池、井泉、樹石及び特に由緒のある地域の類

(ケ) その他の重要な遺跡

(2) 名勝

ア 次に掲げるもののうち、市にとって芸術上観賞上価値の高いもの

(ア) 庭園

(イ) 花樹、花草、紅葉、緑樹などの群生する場所

(ウ) 鳥獣、魚虫などの棲息せいそくする場所

(エ) 岩石、洞穴

(オ) 峡谷、瀑布、渓流、深淵

(カ) 湖沼、湿原、浮島、湧泉

(キ) 火山、温泉

(ク) 山岳、丘陵、高原、平原、河川

(ケ) 展望地点

(3) 天然記念物

ア 次に掲げる動物、植物及び地質鉱物のうち、市にとって学術上価値の高いもので自然を記念するもの

(ア) 動物

a 著名な動物及び棲息せいそく

b 自然環境における動物又は動物群しゆう

c 畜養動物

d 家畜以外の動物で海外より移植され現時野生の状態にある著名なもの及びその棲息せいそく

e 動物標本

(イ) 植物

a 名木、巨樹、老樹、形木、栽培植物の原木、並木、社叢

b 原始林、稀有の森林植物相

c 高山植物帯、特殊岩石地植物群落

d 原野植物群落

e 泥炭形成植物の発生する地域

f 洞穴に自生する樹物群落

g 地泉、温泉、湖沼、河等の珍奇な水草類、類、蘚苔せんたい類、微生物等の生ずる地域

h 着生草木の著しく発生する岩石又は樹木

(ウ) 地質鉱物

a 岩石、鉱物及び化石産出状態

b 地層の整合及び不整合

c 地層の褶曲しゆうきよく及び衝上

d 生物の働きによる地質現象

e 地震断層など地塊運動に関する現象

f 洞穴

g 岩石の組織

h 温泉並びにその沈澱物

i 風化及び侵蝕に関する現象

j 硫気孔及び火山活動によるもの

k 氷雪霜の営力による現象

l 岩石、鉱物及び化石の標本

6 本巣市指定無形文化財の保持者又は保持団体の認定基準

(1) 芸能関係

ア 保持者

(ア) 本巣市指定無形文化財に指定される芸能又は芸能の技法(以下単に「芸能又は技法」という。)を高度に体現できる者

(イ) 芸能又は技法を正しく体得し、かつ、これに精通している者

(ウ) 2人以上の者が一体となって芸能又は技法を高度に体現している場合において、これらの者が構成している団体の構成員

イ 保持団体

芸能又は技法の性格上個人的特色が薄く、かつ、当該芸能又は技法を保持する者が多数いる場合において、これらの者が主たる構成員となっている団体

(2) 工芸技術関係

ア 保持者

(ア) 本巣市指定無形文化財に指定される工芸技術(以下単に「工芸技術」という。)を高度に体得している者

(イ) 工芸技術を正しく体得し、かつ、これに精通している者

(ウ) 2人以上の者が共通の特色を有する工芸技術を高度に体得している場合において、これらの者が構成している団体の構成員

イ 保持団体

工芸技術の性格上個人的特色が薄く、かつ、当該工芸技術を保持する者が多数いる場合において、これらの者が主たる構成員となっている団体

7 記録作成等の措置を講ずべき無形文化財の基準

(1) 芸能関係

音楽、舞踊、演劇その他の芸能及びこれらの芸能の成立、構成上重要な要素をなす技法並びにこれらの芸能又はその技法を成立させる上に欠くことのできない技能又は技術のうち市の芸能の変遷の過程を知る上に貴重なもの

(2) 工芸技術関係

陶芸、染織、漆芸、金工その他の工芸技術及び有形文化財の修理、模写、模造等の技術、規く矩術等の建築術その他美術に関する技術のうち市の工芸技術又は美術に関する技術の変遷の過程を知る上に貴重なもの

8 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の基準

(1) 次に掲げる風俗慣習のうち市にとって重要なもの

ア 由来、内容等において市民の基盤的な生活文化の特色を示すもので典型的なもの

イ 年中行事、祭礼、法会等の中で行われる行事で芸能の基盤を示すもの

(2) 次に掲げる民俗芸能のうち市にとって重要なもの

ア 芸能の発生又は成立を示すもの

イ 芸能の変遷の過程を示すもの

ウ 地域的特色を示すもの

(3) その他の無形の民俗文化財のうち本巣市指定有形民俗文化財の特質を理解するため特に必要なもの

(4) 他民俗に係る無形の民俗文化財で市民の生活文化との関連上特に重要なもの

附 則

この告示は、平成16年2月1日から施行する。

本巣市文化財等の指定基準、本巣市無形文化財の保持者等の認定基準及び記録作成等の措置を講ず…

平成16年2月1日 教育委員会告示第4号

(平成16年2月1日施行)

体系情報
第7編 育/第5章 文化財
沿革情報
平成16年2月1日 教育委員会告示第4号